大牟田学園

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理事長あいさつ

一人ひとりの生徒に輝ける人生を

大牟田学園が創立されたのは1919年(大正8年)、第一次世界大戦の戦後処理であるパリ講和会議が開かれ、日本が戦勝連合国の一員としてベルサイユ条約に署名した年です。翌年には国際連盟が設立され、日本は常任理事国となりました。明治維新からわずか半世紀で、西欧諸国に伍して国際政治の舞台に立ち、近代工業国として更なる発展を目指していたこの時期、陣内肇先生は時代の要請を見越し、「一技に秀でた人材の教育」を目指して本学園を創立しました。

初代校長の屋山龍雄先生は、陣内先生が目指す教育を実現するためには、単に知識技能の伝達にとどまらず、心の育成が大切だという考え方を示しました。

世の中の役に立つ人材の育成を目指して学園発展の基礎を作られた先生方の理想は、「知育、徳育、体育の調和のとれた全人教育を実践し、社会の一隅を照らす人材を育成する」という大牟田学園の建学の精神、古関裕而先生作曲の校歌にも歌われている「正義・友愛・誠実」の三綱領として、時代を超えて脈々と受け継がれています。

一方、目まぐるしく移り変わる時代の中で、それぞれの時代に真に役立つ人材を輩出するためには、建学の精神と三綱領を基本としつつ、その時代に合わせて自ら変革していくことが求められます。大牟田学園もその例外ではありません。第2代理事長の圓佛誠孝先生は、平成9年に中高一貫コースを設けたほか、平成24年には調理科をスタートさせました。また、最新の情報通信技術を教育現場で活用するよう早くから取り組んできています。

「社会の一隅を照らす人材」というのは、初代理事長の圓佛末吉先生が、伝教大師最澄の「一隅を照らす、これ国の宝なり」という教えを引いたものです。

資源に乏しいわが国が頼れるものは人材です。そして人材は教育が鍵です。教育は一国のあり方を左右するといわれるゆえんです。ここに改めて本学園建学の精神に思いを致し、教育に携わるものの責任の重大さを痛感する次第です。

こうした責任の重さを受け止めた上で、一人ひとりの生徒が「一隅を照らす人材」として、それぞれが社会で輝きを放つ人生を送れるように、そしてそれぞれの役割を通じて日本の将来を担ってくれるようになることに、学園役職員一同全力を尽くしたいと考えています。

理事長
圓佛 孝史

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